『ルパン三世』ルパン三世
世界一の大泥棒が、世界から「未知」を盗み続けるなら
――もし、彼がの思想と出会ったなら
はじめに
ルパン三世を。
幸福にするために。
怪盗を。
やめさせる。
それは。
たぶん。
違う。
もちろん。
盗みとは。
誰かが所有しているものを。
本人の意思へ反して。
奪う行為でもある。
だから。
「ルパンらしいから」
という理由だけで。
すべてを。
そのまま肯定することはできない。
でも。
ルパン三世という人物の。
魅力も。
生き方も。
欲望も。
すべて。
「他人のものを盗むこと」
だけで。
できているわけではない。
不可能と言われると。
やりたくなる。
誰も。
辿り着けない場所へ。
行きたくなる。
難しい仕掛けほど。
解きたくなる。
危険な状況でも。
どこか。
楽しそうにしている。
そして。
何より。
「面白そうだ」
という気配へ。
とても敏感だ。
だから。
もし。
ルパン三世が。
と。
出会ったなら。
は。
彼から。
怪盗らしさを。
取り上げるのではなく。
もっと。
とんでもない宝物を。
見せればいいのだと思う。
金庫にも。
入らない。
売ることも。
できない。
誰かから。
奪う必要もない。
しかも。
世界中に。
いくらでもある。
未知。
今回は。
世界一の大泥棒が。
物ではなく。
世界そのものから。
未知を盗み出す。
そんな幸福を。
考えてみたい。
1.「盗むな」から始めない
ルパンが。
へ。
初めて来た。
そのとき。
いきなり。
説教する。
「ここでは盗みは禁止です。」
「善良に暮らしてください。」
それでは。
この思考実験は。
あまり面白くない。
2.禁止だけでは、人物の幸福は分からない
ルパンが。
盗む。
なら。
なぜ。
盗むのか。
金が。
欲しいから。
価値あるものが。
欲しいから。
もちろん。
それもある。
でも。
それだけなら。
もっと。
効率のいい方法が。
いくらでもありそうだ。
3.難しいから、面白い
厳重な警備。
解けない暗号。
侵入不可能な場所。
誰にも。
盗めなかった宝。
そんなものほど。
ルパンにとって。
価値が上がる。
つまり。
彼が欲しがっているのは。
宝物そのものだけではない。
「それを手に入れるまでの冒険」
でもある。
4.簡単に手に入る宝では、つまらない
もし。
が。
ルパンへ。
欲しい宝石を。
何でも。
好きなだけ。
与えたら。
どうなるだろう。
最初は。
喜ぶかもしれない。
でも。
すぐ。
飽きるかもしれない。
5.価値は、値段だけでは決まらない
世界最高額の宝石。
でも。
箱を。
開けたら。
入っていた。
それだけ。
一方。
誰も。
辿り着けなかった場所に。
何百年も。
眠っている。
意味の分からない。
小さな欠片。
ルパンが。
興味を持つのは。
後者かもしれない。
6.「どうやって取るか」が宝になる
警備を。
抜く。
暗号を。
解く。
相手の。
一歩先を読む。
予定外のことが。
起きる。
逃げる。
笑う。
そうした。
一連の出来事。
全部。
ルパンにとって。
宝の一部だ。
7.ならば、宝物を変えればいい
他人の所有物ではなく。
まだ。
誰も知らないもの。
誰にも。
所有されていないもの。
それを。
獲物にする。
8.《盗む》から《見つける》へ
保存版で。
ルパン三世の幸福を。
一つの形へ。
まとめた。
**《盗む》
→《見つける》**
これは。
「犯罪者から善人へ」
という変化ではない。
9.怪盗としての技能は、全部残る
潜入。
観察。
推理。
変装。
交渉。
逃走。
即興。
大胆さ。
危機対応。
そして。
常識に。
縛られない発想。
全部。
使える。
10.ただし、目的地が変わる
誰かの。
金庫。
ではなく。
世界。
まだ。
誰も知らない場所。
誰も。
解いていない謎。
忘れられた。
文化。
失われた。
道。
11.世界そのものが、巨大な金庫になる
ルパンが。
地図を。
見る。
そこに。
空白がある。
「ここ、誰も行ったことねぇの?」
そう聞く。
「記録がありません。」
返事が来る。
その瞬間。
たぶん。
目が。
少し輝く。
12.「なら、俺が最初だ」
誰かより。
先に。
行く。
誰も。
見たことがないなら。
自分が。
見る。
それだけで。
充分な。
挑戦になる。
13.北方の未確定領域
の。
すべてが。
完全に。
分かっている。
そうでなくてもいい。
遠い場所。
危険な場所。
まだ。
調査が。
進んでいない場所。
そんな領域が。
残っている。
14.怪盗にとって、最高の招待状
「そこには。
何があるか。
分からない。」
普通なら。
警告だ。
ルパンなら。
招待状になる。
15.誰も解いたことのない謎
古い。
遺構。
意味の分からない。
仕掛け。
誰が。
何のために。
作ったのか。
分からない。
そんなもの。
見つけたら。
放っておけない。
16.盗めない宝物
扉を。
開ける。
その向こうに。
巨大な。
夜空。
見たことのない。
地形。
静かな。
遺跡。
そこで。
ルパンは。
思うかもしれない。
「これ。
持って帰れねぇじゃん。」
17.だからこそ、最高の宝になる
金庫へ。
入らない。
車にも。
積めない。
売れない。
誰にも。
渡せない。
でも。
自分は。
見た。
その経験は。
持って帰れる。
18.所有できないから、奪えない
誰にも。
所有できない。
なら。
誰かから。
奪うこともできない。
景色。
風。
場所。
物語。
未知。
そういう宝は。
奪わなくても。
自分の経験になる。
19.「俺が最初に見つけた」
それで。
十分。
所有権。
ではなく。
発見。
その物語。
その記憶。
20.ルパンは、宝を持ち帰らなくてもいい
世界一の。
大泥棒。
なのに。
何も。
持って帰らない。
少し。
変な話だ。
でも。
それも。
ルパンらしいかもしれない。
21.「盗んだ」のは、未知
誰も。
知らなかった。
だから。
世界から。
一つ。
秘密を。
盗んだ。
その瞬間。
もう。
目的は。
果たしている。
22.世界から未知を盗み出す怪盗
保存版で。
ルパンの新しい姿を。
こう考えていた。
「世界から未知を盗み出す怪盗」
これは。
かなり。
彼らしい。
23.「秘密」は、無限に生まれる
一度。
世界を。
全部。
回れば。
終わり。
そうとは限らない。
人は。
生きる。
文化は。
変わる。
新しい場所が。
生まれる。
昔の場所も。
意味が変わる。
24.帰ってきた場所まで、新しい
十年。
旅に出た。
そして。
帰ってきた。
の。
街に。
知らない。
店がある。
知らない。
文化がある。
知らない。
人がいる。
25.「おいおい、なんだこれ」
故郷のような場所が。
自分の知らないうちに。
変わっている。
それも。
また。
未知になる。
26.遊び尽くせない世界
百年。
千年。
生きたとしても。
世界が。
変わり続けるなら。
すべてを。
見終わる日は。
来ない。
27.怪盗にとって、終わらない宝探し
お宝が。
尽きない。
しかも。
誰かから。
奪う必要がない。
ルパンにとって。
それは。
かなり。
都合がいい。
28.「盗まなくていい」ではなく、「盗む暇がない」
ここは。
少し。
言い方が違う。
善人になって。
盗みを。
我慢している。
ではない。
次の未知。
次の謎。
次の冒険。
それが。
次々。
出てくる。
29.物を盗むより、面白い
もし。
本人が。
そう思ったなら。
盗みを。
禁止されたわけではない。
本人が、そちらを選ぶ。
これが。
大切だ。
30.幸福は、禁止によって作るものではない
の。
考え方として。
危険な行為は。
止める必要がある。
でも。
幸福まで。
禁止だけで。
作ることはできない。
31.「やるな」ではなく、「もっと面白いものがある」
これは。
ルパンに。
とても。
相性がいい。
「盗むな。」
より。
「こっちのほうが。
面白いぜ。」
そちらのほうが。
きっと。
動く。
32.未知へ挑むことも、怪盗らしい
怪盗とは。
他人のものを。
盗む人。
だけではない。
不可能を。
笑いながら。
破る人。
そう考えるなら。
ルパンの。
怪盗らしさは。
何も。
失われない。
33.「誰にもできない」を盗む
誰にも。
行けない。
誰にも。
解けない。
誰にも。
見つけられない。
それを。
ルパンが。
やる。
そして。
笑う。
34.「不可能」こそ、最大の金庫
世界で。
最も。
厳重な金庫。
それは。
もしかすると。
「そんなことはできない」
という言葉なのかもしれない。
35.なら、それを開ければいい
できない。
無理だ。
誰も。
成功していない。
そんな言葉を。
聞くたび。
ルパンにとって。
新しい。
鍵穴が。
増える。
36.成功する必要すら、絶対ではない
失敗する。
逃げ帰る。
「いやぁ。
ありゃ無理だわ。」
そう言って。
笑う。
それでも。
いい。
37.失敗した冒険も、盗まれない
宝を。
取れなかった。
でも。
面白かった。
次は。
どうする。
そんな。
失敗も。
人生になる。
38.「成果」がなくても、冒険は残る
何も。
見つからなかった。
それでも。
旅した。
仲間と。
馬鹿なことをした。
危ない目に。
遭った。
笑った。
それが。
残る。
39.宝物の定義が、広がっていく
物。
だけではない。
場所。
経験。
謎。
笑い話。
失敗。
再会。
全部。
宝物になる。
40.次元と行く旅
ルパンが。
どこかへ。
行く。
次元が。
ついてくる。
あるいは。
「俺はパスだ。」
と言う。
それでも。
いい。
41.仲間は、同行義務ではない
一緒に。
行きたいとき。
行く。
今日は。
一人で。
行きたい。
なら。
一人で行く。
仲間だから。
常に。
一緒にいる。
必要はない。
42.五ェ門なら、別の場所へ行く
修行。
鍛冶。
剣。
ルパンの。
冒険とは。
別の道。
それでも。
また。
会う。
43.不二子なら、先にいるかもしれない
ルパンが。
最高の秘境へ。
ようやく。
辿り着く。
すると。
不二子が。
先に。
ワインを飲んでいる。
そんなことも。
ありそうだ。
44.「お前、なんでここにいんだよ!」
そういう。
予想外。
それも。
冒険の一部。
ルパンにとって。
計画通りだけでは。
つまらない。
45.他者の自由が、最高の乱数になる
これは。
少佐の記事でも。
少し触れた。
相手が。
自分の思い通りに。
動かない。
だから。
面白い。
ルパンの。
仲間も。
同じだ。
46.誰も、ルパンの駒ではない
次元は。
来ないことがある。
五ェ門も。
好きにする。
不二子は。
平気で。
別の目的を持つ。
それでも。
関係が。
続く。
47.自由な仲間がいるから、冒険が読めない
計画通りに。
いかない。
でも。
それが。
面白い。
誰かを。
完全に。
支配したら。
この面白さは。
なくなる。
48.不二子も、所有しない
ここは。
ルパン自身にも。
返ってくる。
不二子を。
好き。
欲しい。
追いかける。
でも。
不二子は。
不二子のもの。
49.「俺の女」にならなくてもいい
関係を。
所有する。
必要はない。
会う。
離れる。
また。
会う。
それで。
続く。
50.追うことと、縛ることは違う
追いかけたいなら。
追いかける。
口説きたいなら。
口説く。
でも。
相手が。
嫌なら。
そこまで。
自由な相手を好きなら、相手が自由であることも受け入れなければならない。
51.ルパン自身も、所有されたくない
そして。
これは。
本人にも。
同じことが言える。
ルパンを。
ずっと。
ここに置く。
「危ないから外へ行かないで。」
「ここなら安全だから。」
そう言われたら。
きっと。
窮屈だ。
52.は、ルパンを閉じ込めない
住めば。
安全。
楽しめる。
仲間もいる。
それでも。
出ていきたいなら。
出ていけばいい。
53.「好きなだけ世界を走っておいで」
それが。
から。
ルパンへ。
言えること。
「好きなだけ世界を走っておいで。疲れたら帰っておいで。」
54.帰る義務はない
明日。
帰る。
一年後。
帰る。
百年後。
帰る。
あるいは。
ずっと。
帰らない。
それも。
本人の自由だ。
55.でも、場所は残っている
久しぶりに。
帰る。
すると。
酒がある。
知っている。
顔がある。
変わった。
街がある。
そして。
「おかえり。」
と言われる。
56.説明しなくていい
どこに。
いた。
何を。
していた。
どうして。
連絡しなかった。
聞きたい人は。
いるかもしれない。
でも。
話す義務はない。
57.話したくなったら、話す
「いやぁ。
聞いてくれよ。」
そう言って。
ものすごく。
長い。
冒険話を。
始めるかもしれない。
それでいい。
58.帰港地とは、報告書を出す場所ではない
帰った。
休む。
飲む。
笑う。
そして。
また。
出る。
港とは。
そういう場所でもある。
59.ルパンに必要なのは、終着点ではない
「もう冒険しなくていい。」
それは。
彼にとって。
救いとは限らない。
むしろ。
退屈かもしれない。
60.幸福とは、危険がゼロになることでもない
未知には。
危険がある。
失敗も。
ある。
でも。
本人が。
それを。
選んでいる。
そして。
必要なら。
引き返せる。
61.危険と自己決定
危険だから。
すべて。
禁止する。
それでは。
本人の人生を。
小さくする。
もちろん。
他人を。
巻き込む危険は。
別だ。
でも。
自分自身が。
分かったうえで。
挑むなら。
その自由もある。
62.「無茶するな」くらいは言われる
誰も。
心配しない。
わけではない。
次元が。
呆れる。
誰かが。
「またか。」
と言う。
それでも。
最後は。
行く。
63.心配されても、自由でいられる
愛されることと。
管理されることは。
違う。
心配される。
でも。
決めるのは。
本人。
64.ルパンも、仲間へ同じことを返せる
次元が。
別の旅へ。
行く。
五ェ門が。
修行へ。
行く。
不二子が。
消える。
ルパンも。
それを。
完全には。
止めない。
65.仲間だから、戻るとは限らない
それでも。
関係は。
消えない。
離れて。
生きる。
そして。
また。
会う。
66.「帰る場所がある自由」
これまで。
自由とは。
どこにも。
縛られないこと。
そういう形もある。
でも。
もう一つ。
ある。
帰る場所があっても、そこに縛られない自由。
67.居場所が、鎖にならない
家がある。
仲間がいる。
待っている。
人がいる。
それでも。
旅に。
出ていい。
それなら。
居場所は。
鎖ではなくなる。
68.むしろ、遠くへ行ける
戻れる。
そう思える。
なら。
もっと。
遠くへ。
行ける。
もっと。
無茶な。
冒険へ。
挑める。
69.失敗しても、帰ればいい
最高の宝を。
見つけられなかった。
罠に。
引っかかった。
散々だった。
それでも。
帰る。
酒を。
飲む。
70.「今回はハズレだったな」
それだけ。
誰も。
人生の失敗として。
裁かない。
一つの。
冒険。
それで。
終わる。
71.また、次へ行けばいい
世界は。
終わっていない。
未知も。
まだある。
なら。
次。
それだけ。
72.過去の盗みは、消えない
もちろん。
へ。
来たから。
過去の行為が。
なかったことになる。
わけではない。
盗んだもの。
困らせた人。
被害を。
受けた人。
それは。
残る。
73.「やったことは、やったこと」
このシリーズで。
何度も。
大切にしてきたこと。
やったことは、やったこと。
それを。
「ルパンだから。」
という理由で。
消さない。
74.でも、未来まで固定しない
過去に。
盗んだ。
だから。
永遠に。
盗む人でなければならない。
そうも。
しない。
本人が。
次に。
何を選ぶか。
そこには。
余白がある。
75.「怪盗」は残していい
盗みを。
やめたら。
怪盗ではない。
そう。
本人が。
思うかもしれない。
なら。
名乗ればいい。
ルパン三世。
世界一の。
大泥棒。
76.肩書きの意味が、変わるだけ
昔。
世界中の。
宝を。
狙った。
今。
世界中の。
未知を。
狙っている。
それでも。
本人が。
大泥棒だと。
名乗る。
なら。
それでいい。
77.名前は、自分で決める
善人。
探検家。
研究者。
冒険家。
そう呼び直す必要はない。
ルパンは、ルパンでいい。
78.世界一の大泥棒のまま
笑う。
騙す。
変装する。
逃げる。
謎を。
解く。
無茶を。
する。
次元に。
呆れられる。
不二子に。
振り回される。
銭形に。
追いかけられる。
79.銭形との追いかけっこ
でも。
銭形が。
追ってくる。
「ルパーン!」
ルパンが。
逃げる。
でも。
誰かの。
人生を。
奪うような。
犯罪ではない。
80.捕まることすら、遊びになる
本気で。
逃げる。
本気で。
追う。
そして。
捕まる。
でも。
また。
逃げる。
終わらない。
関係。
81.終わらないから、楽しい
一度。
勝って。
終わり。
ではない。
また。
次がある。
それは。
怪盗と警部の。
人生そのものに。
なっている。
82.「とっつぁん」がいる世界
ルパンにとって。
銭形は。
単なる。
障害物ではない。
追ってくる。
だから。
逃げる。
その関係も。
長く。
続く。
83.捕まっても、人生は終わらない
誰かを。
傷つけない。
形へ。
追跡が。
変わっていけば。
この二人は。
いつまでも。
遊べる。
84.怪盗と警部が、互いの未知になる
銭形が。
どんな手を。
使う。
ルパンが。
どう逃げる。
読めない。
だから。
面白い。
85.人間も、宝になる
未知は。
場所だけではない。
人も。
そうだ。
長く。
知っている相手でも。
知らない面が。
ある。
86.次元の知らない一面
何十年。
一緒に。
いても。
まだ。
「そんな趣味あったのかよ。」
ということが。
あるかもしれない。
87.不二子は、永遠に読めない
おそらく。
ルパンにとって。
それも。
大きな魅力だ。
完全に。
理解できない。
思い通りにも。
ならない。
88.人を「攻略」しない
相手を。
完全に。
理解する。
完全に。
自分のものにする。
それで。
終わり。
ではない。
分からないところが。
残る。
だから。
続く。
89.「未知」は、関係の中にもある
何年。
一緒にいても。
今日。
初めて。
知る。
それが。
ある。
なら。
仲間も。
恋も。
友情も。
冒険になる。
90.ルパン自身も、未知でいていい
周囲から。
完全に。
理解される必要もない。
本当は。
何を。
考えている。
どこまで。
本気。
どこまで。
冗談。
分からない。
91.分からないまま、愛されてもいい
すべて。
説明しなくても。
一緒に。
いられる。
それも。
関係の形だ。
92.世界を盗まずに、遊び尽くす
保存版で。
もう一つ。
ルパンの幸福を。
こうまとめた。
**世界一の大泥棒
→世界を盗まずに遊び尽くす大泥棒**
この言葉が。
第8篇の。
ルパン本人には。
とても。
似合う。
93.世界を、自分のものにしない
全部。
見たい。
全部。
知りたい。
でも。
全部。
所有したい。
ではない。
見た。
面白かった。
じゃ。
次。
それでいい。
94.「こんな最高な宝物《世界》は、独り占めできねぇや」
いつか。
の。
どこかで。
ルパンが。
そう。
笑うかもしれない。
世界全部。
宝物。
でも。
持って帰れない。
95.独り占めしないから、また遊べる
世界を。
所有したら。
そこで。
終わってしまう。
自分のものに。
ならないから。
いつまでも。
面白い。
96.世界は、逃げ続ける宝物
一つ。
知る。
すると。
また。
知らないものが。
見える。
追えば。
さらに。
先がある。
97.怪盗と世界の、終わらない追いかけっこ
ルパンが。
追う。
世界が。
新しい謎を。
見せる。
ルパンが。
解く。
世界が。
また。
変わる。
98.それなら、飽きない
永夜の世界。
長い時間。
それでも。
退屈しない。
世界そのものが。
常に。
次のお宝を。
作っているから。
99.《盗む》から《見つける》へ
ここへ。
戻る。
ルパンを。
変える。
のではない。
彼が。
求めていた。
刺激。
挑戦。
宝。
未知。
そこに。
もっと。
広い出口を。
作る。
100.怪盗を、やめなくていい
最後に。
が。
ルパンへ。
言うとしたら。
これでいい。
怪盗を、やめなくていい。
ただ。
世界には。
誰かから。
盗まなくても。
一生かかっても。
盗みきれない。
秘密がある。
それを。
好きなだけ。
追えばいい。
おわりに
世界一の大泥棒は、世界を盗まずに遊び尽くす
ルパン三世を。
幸福にするために。
ルパン三世ではない人物へ。
作り替える必要はない。
大人しく。
定住する。
善良な。
市民になる。
そんな未来だけが。
幸福ではない。
ルパンは。
これからも。
笑っていい。
無茶をしていい。
謎へ。
飛び込んでいい。
誰にも。
行けないと言われた場所へ。
行っていい。
不可能と言われた仕掛けへ。
挑んでいい。
そして。
自分のことを。
世界一の大泥棒だと。
名乗っていい。
ただ。
もう。
宝物は。
金庫の中だけにはない。
まだ。
誰も見たことのない。
夜。
誰も。
歩いたことのない。
道。
忘れられた。
文化。
地図の。
空白。
解かれていない。
謎。
一度しか。
見られない。
景色。
何十年。
付き合っている仲間の。
まだ。
知らなかった顔。
世界には。
所有できない。
宝物が。
いくらでもある。
そして。
それらは。
誰かから。
奪わなくても。
見つけることができる。
だから。
ルパン三世の幸福は。
**《盗む》
→《見つける》**
そして。
**《世界一の大泥棒》
→《世界を盗まずに遊び尽くす大泥棒》**
へ。
変わっていく。
でも。
本人は。
変わった。
つもりなど。
ないかもしれない。
「盗んでるぜ?」
と。
言うかもしれない。
「誰も知らなかったんだからよ。
世界から秘密を一個、
盗んできたってことだろ?」
そう。
笑う。
それでいい。
は。
訂正しない。
好きな名前で。
呼べばいい。
怪盗。
冒険家。
大泥棒。
何でもいい。
大切なのは。
その人が。
自分らしい力を。
誰かの人生を。
奪うためではなく。
自分の人生を。
面白くするために。
使えていること。
そして。
どこまでも。
遠くへ。
行ったあと。
疲れたなら。
戻ってくればいい。
一年後でも。
十年後でも。
百年後でも。
帰ってきたら。
そこには。
酒がある。
仲間がいる。
少し変わった。
街がある。
そして。
一言。
「おかえり。」
それだけ。
休んだら。
また。
出ればいい。
は。
ルパンの。
終着点ではない。
ルパンが世界を遊び尽くすための、一つの港。
それでいい。
そして。
また。
いつか。
どこかの。
未知を。
見つける。
そのとき。
世界一の大泥棒は。
きっと。
笑う。
「こんな最高な宝物《世界》は、独り占めできねぇや。」
世界を。
自分のものにはしない。
だからこそ。
世界全部を。
一生。
追いかけていける。
救いとは、怪盗をやめることではない。
誰かから奪わなくても、その人が一生追いかけられる宝物を見つけることなのかもしれない。
あなたが、生きてきたことを否定しない世界。
永夜世界ノクティラ。
本記事について
本記事は『ルパン三世』に登場するルパン三世の人物像・価値観・怪盗としての生き方、宝、冒険、仲間、追跡などのモチーフを題材として、/の文化・倫理・思想を考察する非公式の比較研究・思考実験です。
本記事で記述している「であればどうなるか」「物質ではなく未知を盗む怪盗になる」といった内容は、すべて側から行った独自の仮定であり、『ルパン三世』の公式設定・続編・公式解釈を示すものではありません。
『ルパン三世』および同作に登場するキャラクター・設定等の権利は、それぞれの原作者・出版社・制作会社その他の権利者に帰属します。
および本サイトは、『ルパン三世』ならびに各権利者とは関係ありません。
LEWD BEAST TRIBE