一編の夜詩。/ましろ
「ましろは、自分自身を愛せているんだろうか。」
「ましろ自身は、自分をどう見ているのか。」
守られたかった。
ただ、それだけだった。
泣いたら抱きしめてもらいたかった。
怖いと言ったら、大丈夫だよと言ってもらいたかった。
子どもらしく笑って、
子どもらしく甘えて、
子どものまま眠りたかった。
だけど、
気がつけば、
泣く前に笑うことを覚えた。
怖いと言う前に、大丈夫なふりを覚えた。
子どものままでは、生きられなかった。
だから、
大人になったんじゃない。
子どものまま、大人の役を演じるしかなかった。
……
だから、
愛されたかった。
だから、
愛する世界を創った。
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